醤油や魚醤はアミノ酸の塊
ヒトのカラダは20種類のアミノ酸から作られています。ひとつでも欠けるとタンパク質を合成できません。そのうち必須アミノ酸は9種類、体内で作ることができないため食べ物から摂取する必要があります。
タンパク質を摂取すると体内でペプチド→アミノ酸に分解され体に吸収されます。大豆醤油は植物性タンパク質が、魚醤は動物性タンパク質が、それぞれ分解されてアミノ酸の塊になっています。摂取後に体内で分解する必要がなく、消化器官への負担が少ないまま効率よく吸収されます。発酵食品が体に良い、と言われる理由の1つです。
室次の無塩魚醤入り減塩醤油「旨醤」は、丸大豆醤油と無塩さば魚醤から造られる醤油、20種類のアミノ酸が全て含まれています。減塩醤油ですが、食品添加物不使用にもかかわらず、旨味が強く感じられます。
ちなみに、食品表示の原材料名に「調味料(アミノ酸等)」と記載されているものは、化学的に抽出・合成した「添加物」ですので、自然に存在する「アミノ酸」とは異なるものです。また、旨味成分と知られる「グルタミン酸」と添加物の「グルタミン酸ナトリウム」も似て非なるものです。