越前 福井の地で醸造を初めて450年となりました
商人としての室次の歴史が450年となりました!
戦国大名の朝倉氏の家臣として織田信長との戦いに敗れ、福井の城下町で醸造業を始めたのが天正元年(西暦1573年)です。創業当初は酒・糀・味噌・醤油業を営んでいましたが、元禄2年(西暦1689年)に醤油専業としました。安政6年(1859年)には、日本から初めてヨーロッパへ醤油を輸出、この時代の室次は日本最大級の生産量を誇る醤油蔵元でした。20世紀になり、大火・大空襲・大震災・大水害と度重なる苦難を乗り越え、高度経済成長期には多角経営で乗り切って参りました。現在は、戦後に縮小し続けていた醤油業に再注力しております。
幕末期の室次の「菊醤油」が英語名「ソイソース」として、日本から初めてヨーロッパへ輸出されたと言われています。この時の醤油の復刻版が「幕末のソイソース」です。昔は当たり前だった、けれでも現在では日本の醤油生産量の1%前後といわれている希少な「天然醸造しょうゆ」です。室次では今でもこの天然醸造しょうゆを蔵元の基本にしております。