1573年創業以来450年!室次は現存する日本最古の醤油蔵元です
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室次の先祖は戦国大名の朝倉家家臣でした。朝倉家は織田信長との戦で敗れ滅亡してしまいます。1573年、10歳に満たない当主・内田十内は、上神明町(現在地:福井市田原)で酒・醤油・味噌・糀業を始めました。
当時の醤油は味噌の下にわずかに溜まる「たまり醤油」でした。
生産量が少なく非常に高価な物で、一般庶民には手の届かないものでした。
1600年後半、和歌山県紀州湯浅で醤油の大量醸造法が確立されました。
この醸造法を取り入れた四代目次左衛門は、1689年に醤油専業としました。
この頃から一般庶民も醤油を使用するようになりました。それでも醤油1升の価格は、酒の大吟醸1升の価格より高かったと言われています。
1800年後半、福井県最大(生産量3000石、約540,000㍑/年)の醤油屋となっていた室次は、日本から初めてヨーロッパへ醤油を輸出しました。また、坂本龍馬も室次の醤油を味わったと言われています。